心の不調をすぐに発見するために|うつ病のセルフチェックをしよう

医療

メンタル不調への気づき

聴診器

メンタル不調への対応

日本人は勤勉であると言われてきましたが、最近は不景気の煽りを受けて長時間労働につながっています。労働時間は全般的に短くなっていると言われますが、欧米諸国のそれに比べると労働時間が長いです。労働生産性の観点からすれば効率的でないことになりますが、人員削減を長時間労働でカバーした結果、メンタルヘルスに不調を来す人が増加しています。うつ病を発症する人も年々増加しています。うつ病は、脳内物質であるセロトニンなどの減少によって引き起こされる病気です。このため、他の病気のように、検査して、その数値から病気を判定することができません。しかし、うつ病には、心身両面にわたって症状が現れますので、これをチェックポイントして見逃さないことが大切です。うつ病に対する社会の認識や理解も深まっていますので、インターネット上にチェックシートなども公開されています。あるいは、労働安全衛生法が改正されたことに伴い、ストレスチェックが制度化されました。これらを活用して、自己チェックすることができます。社会生活を送っている以上、いろいろな問題が起こります。自分でミスをして落ち込んだりといったことは日常茶飯事です。通常であれば、自分で解決したり、あるいは時間の経過とともに忘れたりすることで気分が元に戻りますが、その落ち込んだ状態が長期にわたって続く場合は要チェックです。また、眠れないとか、眠りが浅い、途中で目が覚めるといった睡眠障害も現れます。さらに、倦怠感に襲われたりもします。これらの症状は、うつ病を発症していなくても、誰にでも起こり得る症状ですので、これらの症状をうつ病に結びつけることはなかなか難しいです。自分のことは意外と自分ではわかりませんので、自分の変化に気づかず、病気を見過ごしてしまいます。そこで、チェックシートを使うことにより、客観的な物差しで自分の変化に気づくことができます。労働安全衛生法の改正により設けられたストレスチェック制度も、個々の労働者に気づきを促すことを目的にしています。また、客観的に見ることは、周囲の人間です。職場において、急にミスが増えたり、遅刻が増えたりするなど、これまでになかった変化は他人の方が客観的に見ることができます。メンタルヘルスについての教育も進んでいますので、管理職にある人は、部下の様子に目を配り、様子がいつもと違う部下には言葉をかけたり、専門医の診察を促したりします。この他者からのチェックも極めて有効で、耳を傾けることが大切です。